■「道民の森 発眼卵埋設放流」(19/10/27)

令和元年10月27日(日)当別町の道民の森で開催された発眼卵埋設放流にリバーネット21ながぬま会員と親子8名が参加しました。

 

ピンネシリ山とクマネシリ山を水源とする清流沿いの一番川地区は天然林に囲まれた人気のキャンプ場で昆虫採集や川遊びが楽しめるエリア、五右衛門風呂はシーズンオフで残念ながら入浴は出来ません。

 

出前授業は、さけます・内水面水産試験場の講師が「サクラマスの一生」を紙芝居で説明します。

 

サクラマスは一生の3分の2を川で暮らし、3年目の秋に母川に遡上し産卵します。

 

ヤマメはサクラマスの河川残留型(陸封型)で、北海道・東北地方で「ヤマベ」関東で「オイカワ」と呼んでいるそうです。

 

直径4㎜程、眼がピクピク動く卵の放流は、道民の森管理事務所の講師が指導します。

発眼卵を川底の礫に直に埋める方法は、より自然に近く姿かたちがきれいになるそうです。

 

流れが緩やかな浅瀬で、川底が細かな砂礫で覆わた実際の産卵場と同じような場所を探します。

 

川底に10cm程のくぼみを作り、1か所に数百粒ゆっくり流し込み、保護砂利を優しくかぶせて完成です。

 

昼食は焼肉棟でジンギスカン、満腹なので森林浴に河畔を散策するとミズナラの大きな切株でかくれんぼ、カツラの実が落ちて周りはキャラメルの甘い香りが漂いとてもリラックスします。

 

森は川を通じて海とつながり、そこで生きるサクラマスの一生、そして森林が土砂災害や美味しい水を供給することを学びました。

今回で3回目の放流体験になったので、来年の夏休みには産卵に帰ってきたヤマベの様子を見に来ようかな?釣りに来ようかな?